英語や道徳、幅広く活用 流山市立常盤松中学校【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 常盤松中学校では、生徒が新聞に触れる機会や時間を増やし、より新聞に親しめるような実践に取り組んでいる。昨年度から設置している新聞コーナーでは、生徒が気軽に新聞を手にとって読めるように、ラックを利用して生徒の視線に飛び込んでくるように工夫をした。

 また、昨年度から引き続き、国語や社会で新聞を活用した授業を行った。本年度は、英語や道徳など、教科・領域で幅広く新聞を活用した授業の実践に取り組んでいる。

 英語では英字新聞から記事を選び、日本の新聞との表現やとらえ方等の違いを比較した。道徳では、実際に社会で起きている事象を題材に授業を展開した。どの教科・領域の取り組みにおいても、子どもたちは新聞から得られる知識や情報の多さに驚き、新聞に対する興味関心が高まっている。

 子どもたちにとって、近くにありながら遠い存在だった新聞を、今後も生きた教材として継続して活用したい。