教科ごとの記事を掲示 千葉市立打瀬中学校 【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 打瀬中学校は、幕張ベイタウンにある学級数26、生徒数970人の大規模学校で、教科ごとに生徒が教室を移動する「教科センター方式」を実践している。本年度、NIE推進の指定を受け、「教科センター方式」を活用して、各教科ゾーンに教科に関する新聞記事を掲示し、生徒がおのずと興味関心を抱けるようにしている。

 また、2学年の国語の授業で大岡信の「言葉の力」を学習する際、「人間全体が、ささやかな言葉の一つ一つに反映してしまう」「美しい言葉、正しい言葉が身近なものになる」という文の理解を深めるために、新聞を活用した授業を実践した。生徒たちはさまざまな新聞記事から心に響く言葉に注目し、収集していくことで、自身にとっての珠玉の言葉に出会える機会となった。

 さらに職員の諸会議において新聞記事を活用し、検討事例として考える機会を設け、生徒・職員ともに新聞に触れるよう企図している。