情報基に自分の考え 白里中学校(大網白里市) 【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 大網白里市立白里中学校では、「健やかな生徒の育成」を学校教育目標とし、178人の生徒が落ち着いた学校生活を送っている。

 本年度、NIE推進の実践校として指定を受け、新聞を活用した取り組みを行っている。

 図書室前には、毎日、8紙の新聞の1面が並び、世の中の動向を知ることができる。さらに、「新聞ラボ」には、1週間分の新聞が掲示され、届けられた数カ月分の新聞すべてが自由に読める。情報をいつでも手に取ることができるのである。

 授業では、新聞記事を使った道徳実践や投稿をもとに意見文を書くなど、新聞を「生きた教材」として活用している。選択する記事は、生徒にとって身近な話題や関心を引くものだが、社会問題や世の中の動向にも目を向けさせたい。

 多くの情報の中から、必要な内容を読み取り、自分の考えを持つことの大切さを新聞から学ぶことができた。