書評で表現力アップ 常盤松中学校(流山市)【NIE報告 県内実践校の取り組み】(14)

 流山市立常盤松中学校は、NIE推進の実践校として指定を受け、諸活動に取り組んだ。本年度は、1年目の取り組みであるため、生徒の実態調査を行ったところ新聞を読んでいる生徒が少なかったため、「新聞に親しむ」ことを第一の目標として実践を始めた。

 活動の柱は、(1)新聞閲覧スペースの設置(2)授業における新聞の有効活用の2本である。今回は、その取り組みの中から「3年生の国語科の授業における書評づくり」を紹介する。

 書評の中心的な舞台である新聞をスクラップし、それを参考にしながら魯迅の『故郷』の書評をいくつかの段階を経ながら、最終的に(1)400字以上600字以内(2)手引きの言葉を使い(3)あらすじを書く段落と批評を書く段落をしっかりと分けて書いた。

 この活動により、国語科の表現する力の向上につながった。