図表読み取り思考力向上 大多喜中学校(大多喜町)【NIE報告 県内実践校の取り組み】

 大多喜町立大多喜中学校は2013、14年度の2年間にわたりNIE実践校としての指定を受け、「基礎・基本の確実な習得を図り、思考力を高めるための工夫・改善~NIE実践校としての取り組みを通して~」というテーマの下、研究を続けている。

 その一例として1学年国語科の「図表を参考にしながら、文章を読み取ろう」を紹介する。「縮む学校も」という記事を用いて、少子化と「30人学校↓統廃合」の現状について考えさせた。図表を正しく読み取ることは難しい活動であったが、グループでの学習を奨励したので、互いに意見を出し合いながら、思考力を高めることができた。

 記録の文章を読み、内容や考え方で興味や関心を持ったところを確認し、事実とそれに基づく筆者の考えを読み分けることを目標に実際の新聞記事に取り組んだことで、思考力や表現力が高まった。