2014年04月22日
特別枠の2年目。引き続き点字新聞「点字毎日」を活用しています。「点毎」には点字版の他に活字版、音声版、データ版の四つの媒体があります。点字使用者だけではなく、視覚障害者全体に関わる記事で紙面が構成されています。
本年度は、弱視生徒に対して、活字版や音声版を活用しました。高等部の社会科の授業では、毎授業の冒頭で毎回1人が「点毎」の記事を紹介して、それに対する質疑応答を行います。活字版はルーペや書見台、拡大読書器などを使って、音声版はプレクストーク(音声再生装置)を利用して読みます。
生徒が発表する記事のジャンルはさまざまです。1面に掲載される法律や政策に関する「難しい」記事にチャレンジする者、視覚障害者の暮らしや新製品を紹介する連載コーナーを取り上げる者、海外の視覚障害者事情の記事を追いかける生徒など。東日本大震災後の視覚障害者に関する情報を取り上げた発表も目立ちました。