所在地 | |
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千葉市緑区あすみが丘東2-24-1 | |
交通 | |
JR外房線土気駅南口下車徒歩約10分 | ホームページ |
https://www.chiba-c.ed.jp/toke-hs/ |
山武杉のようにまっすぐに
土気高等学校は、千葉市緑区にある唯一の高校です。昭和58年に開校し、今年で創立36年を迎えました。県内の公立高校では珍しい5階建てで、屋上からは冬の早朝や夕暮れ時に富士山を望むこともできます。
校訓の「明るく正しく逞しく」は、校歌の歌詞にも詠まれています。土気高生は優しさや笑顔にあふれ、日々、この校訓を大切にしながら、充実した学校生活を送っています。
校章は、江戸時代から土気周辺で植林されていた「山武杉」をモチーフにしています。美しい薄紅色の木目と、まっすぐ天に向かって伸びていく樹形が、「山武杉」の特徴です。自身の目標や希望に向かって、一途に努力できる素直さを持った土気高生の姿が重なります。学年や男女の別なく仲のよい土気高生は、「昭和の森」の豊かな自然に育まれ、学校生活を通して校訓を体現しています。
在学中に、大学生と一緒に授業を受けられることも大きな魅力です。昨年度は敬愛大学、千葉敬愛短期大学と、今年度は植草学園大学、植草学園短期大学と高大連携協定を締結しました。
高校卒業後について考えるキャリア教育も充実していて看護体験や保育園でのインターンシップなどが、積極的に行われています。
多くの生徒が熱心にボランティアに取り組んでいます。学校周辺の美化活動や土気サマーフェスティバルでの吹奏楽部の演奏、土気地区小中学生マラソン大会補助、近隣小学校の夏期休業中のプール指導補助など、地域とともに歩む学校づくりに取り組んでいます。
部活動も盛んで10の運動部と16の文化部が活動しています。昨年度は吹奏楽部が東関東吹奏楽コンクールに出場し、金賞を受賞するという栄誉に輝きました。
今年度は、サッカー部がビーチサッカー高校生県大会で優勝し、8月に神奈川で行われる全国ビーチサッカー関東大会に出場します。
国際交流重ね視野広げる
様々な国の人たちと交流し、互いの文化を学び理解し合うことで、高校在学中から視野を広げ、気負わず、自然体でどこの国の人とも向き合える人間になることが目標です。
地域のNPO団体と協力し、千葉大学留学生との一日交流や、オーストラリアの高校などと交流を行っています。台湾の高校の修学旅行団との交流会も行われ、今夏のオーストラリア短期留学では、現地の高校と姉妹校の締結を行う予定です。
充実した国際交流ができるように英語によるコミュニケーション能力向上が図られ、外国語指導助手の常駐校という強みを生かして、「思考力」「判断力」、そして豊かな「表現力」を身に付けられる英語教育に取り組んでいます。自分たちの考えを積極的に発信するディベート学習など、文字としてだけでなく「言葉」として英語を活用できる「コミュニケーション発展英語」という科目もあります。
机を並べている海外からの留学生とは、意外なほどシンプルな話題で盛り上がります。アニメなど日本文化の海外での認知度の高さに驚くこともしばしばあります。このような交流は、土気高生だからこそ体験することができるものです。
代々、受け継がれる意志 生徒会長・重松優太
我等が土気高等学校では、「明るく正しく逞しく」を校訓とし、生徒は日々勉学や学校行事に全力で取り組んでいます。
その中でも、生徒が主体となる「秋麗祭」(文化祭)は、3年生を中心に、学校全体が最高の舞台へと変貌する行事です。
1年生は、秋麗祭に取り組む2・3年生の姿を見て、来年度は自分たちが引っ張っていこうという思いを持つのです。
前年とは全く違う秋麗祭からは、より良く、より新しい個性的な文化祭を創りあげようとする生徒たちの強い意志を感じます。
私は、土気高校の伝統がこれからも引き継がれていくと信じています。
校長の声
今井肇校長
日々、正門で登校してくる土気高校の生徒を出迎えて感じるのは、明るく爽やかな挨拶をしてくれる生徒が実に多いということです。
私は全校集会等で、土気高生に「凡事徹底」の大切さを伝えています。土気高生は、当たり前のことを誰にも負けないくらい徹底してやり通すこの「凡事徹底」を実践しています。
朝のホームルーム開始8時35分の10分前にはほとんどの生徒が生徒昇降口を通過しており、8時30分を過ぎると生徒の姿を正門前で見かけることはほとんどありません。余裕を持った登校、清潔感あふれる服装、そして明るく爽やかな挨拶を実践している心優しくて素直な生徒がとても多い学校なのです。