所在地 | |
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佐倉市城内町117-10 | |
交通 | |
京成佐倉駅下車、徒歩15分。JR佐倉駅下車、徒歩20分。 | ホームページ |
http://www.school.city.sakura.chiba.jp/sakura-jh/ |
地域とともに歩んで70周年
佐倉市立佐倉中学校は、佐倉町・臼井町の学校組合立の中学校として昭和22年4月30日に設置され、今年、創立70周年を迎えました。来月5日には記念式典が行われ、これまでたどってきた道を振り返り、未来に向かって希望を膨らませます。
昭和51年に臼井中学校と分離しましたが、昭和61年度は2千人を超え県下最大の48学級となりました。その後、昭和62年に佐倉東中学校、平成9年には根郷中学校に分離しました。
校訓は「好学進取」で、「心豊かで、進んで学び、行動するたくましい生徒の育成」を目指し、伝統の佐倉中3本柱「挨拶・歌声・清掃」を大切にして、明るく秩序ある学校を創造しています。
近くには国立歴史民俗博物館があり、伝統と歴史ある佐倉市の緑豊かな場所に学校があります。体育館と校舎は城下町佐倉のイメージをデザインしたもので、日本家屋風の屋根が設けられています。かつての佐倉城大手門に近い場所に学校があることから、昇降口は大手門をイメージしたデザインになっています。
校庭には原爆の恐ろしさを後世に伝えようと植えられた「被爆クスノキ2世」がすくすくと育っています。長崎の焦土に再生したクスノキの種から育てられた苗木が佐倉市に寄贈され、平成15年に校庭に植えられました。
校舎の前の自転車置き場に駐輪してある自転車はいつも整然と一直線に並んでいます。毎日、生徒が自主的に整列させているもので、学校を訪れる人を感心させています。
ボランティアで地域と交流
生徒は地域社会とのつながりを大切にしています。佐倉市立佐倉幼稚園の「夕涼み会」で運営の手伝いに駆け付け、園児と楽しいひと時を過ごしました。また、佐倉城の辺地区、根郷地区、内郷社会福祉協議会の「敬老のつどい」では、お年寄りとの交流を深めています。
このほかにも、地域ボランティア活動を希望する生徒が多く、大勢の生徒が笑顔で地域の人々と触れ合っています。生徒はこれらの体験を生かして、豊かなコミュニケーション能力を身に付けています。
大先輩に国民栄誉賞の“ミスタープロ野球”長嶋茂雄氏がいます。長嶋氏は昭和22年に佐倉町臼井町学校組合立中学校(現在の佐倉中学校)に入学、野球部に入部しました。当時は野球ブームで、部員が100人もいましたが、一年生からレギュラー入りし、3年生では主将を務めました。
平成14年には「社会に夢と大きな感動を与え、佐倉の名を高められた」として、名誉市民として検証されています。母校の誇りである、長嶋氏から贈られた直筆サインが校内に飾られ、生徒たちは額の前で、当時の長嶋氏の活躍に思いをはせています。
伝統守り、さらに進化を 生徒会長・監物大輝
私たちの通う佐倉中学校は、「好学進取」を校訓に掲げ、先輩方が築いてきた「挨拶」「歌声」「清掃」に力を入れています。この三つの柱を中心に学校生活を向上させるよう、生徒会や委員会、各クラスで連携をとりながら努力しています。
また、生徒自らの手で創る「運動会」「桜陵祭」「予餞会」の三大行事は学級や学年の枠をこえて団結し、盛り上がります。これらの行事を終えた後には、大きな達成感と深く心に刻まれるものがあります。
70周年を迎えた今、生徒一丸となってこの伝統を守り、さらに進化していきたいと思います。
校長の声
柴内靖校長 本校では「好学進取」の校訓のもと、「心豊かで、進んで学び、行動するたくましい生徒の育成」を目指しています。「挨拶・歌声・清掃」を三つの柱として活動し、保護者・地域の皆様と共に生徒を支える連携が大きな成果を上げております。
平成28年11月5日に、創立70周年を迎える活動を展開しますので、更なるご支援をお願い申し上げます