所在地 | |
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成田市成田27 | |
交通 | |
JR成田線成田駅、京成本線成田駅から徒歩15分 | ホームページ |
http://www.narita.ac.jp/jhs&hs/ |
伝統の「文武両道」の精神
明治31年10月の尋常中学校設立の年が創立の年とされ、今年で117年もの歴史を誇ります。成田山の宗教的使命の達成と地方文化の向上を建学の理念としているように、成田高等学校の創立には成田山新勝寺が大きく関わっています。
校長に著名な歴史学者である喜田貞吉や、教員としてのちに著名な文学者となった鈴木三重吉、青木健作、中野好夫、中山義秀、木村壮太、笹川臨風、唐木順三といったそうそうとした人物を迎えるなど、文化の発信地でもありました。
社会に貢献する人材を育成することを教育方針としています。その達成のために、「挨拶する」「正装する」「勉強する」「運動する」「掃除する」の5つの努力目標を掲げています。勉学ばかりでなく体を鍛えることも大切にされます。武道による心身の鍛錬が図られていた旧制中学時代からの伝統を、戦後の新制高校になってからも引き継がれました。この伝統の「文武両道」の精神に鍛えられ、増田明美さんや室伏広治さんが育っていきました。
創立115周年の年に今の新校舎となり、成田高校は新しい時代を迎えました。新校舎は、「創造・交流・連携・調和」を建築理念としています。1階中央には図書館・進路指導室・自習室を兼ねたラーニングセンターがあります。また、各階には個室の面談室を備えた相談コーナーが、最上階の5階には、茶道部や競技かるた部が利用する作法室があります。作法室には屋上庭園があり、ここから見える外の景色は最高です。
主な行事としては、毎年行われる全クラス参加の文化祭「葉牡丹祭」や体育祭、2年生の2学期には、オーストラリアへの海外修学旅行があります。今年の海外修学旅行は、オーストラリアのゴールドコーストへ行きました。クラス別のアクティビティのほか、ホームステイを体験しました。
ボランティアで心を磨く
成田高校は陸上競技部や野球部、柔道部、剣道部、ソフトテニス部、水泳部、弓道部、ダンスドリル部といった運動部とともに、放送部、競技かるた部などの文化部もさまざまな大会で活躍をしています。
今年度、弓道部は千葉県の新人戦男子団体で11年ぶりに優勝、放送部は千葉県高文連放送コンテストにおいて、アナウンス部門・朗読部門・オーディオピクチャー部門で優秀賞を獲得、競技かるた部は、7月に滋賀県の近江神宮で開かれた全国高等学校小倉百人一首かるた選手権に出場し、ベスト8、陸上競技部は千葉県総体で男女それぞれ総合優勝したのに続き、県新人大会でも男子が総合優勝しました。
部活動に打ち込んでいる生徒は、大会で成績を出そうとするだけでなく、心を磨くためにボランティア活動にも力を入れています。近くを流れる根木名川の清掃活動に毎年、各部の部員が交代で参加しています。
東日本大震災後は、インターアクト部を中心にいくつかのクラブが協力して、街頭で募金を呼びかけ、オーケストラ編成の音楽部は、東日本大震災チャリティー演奏会を開催し、収益金を復興のために寄付しました。
全力で楽しめ、本気で活動 生徒会長・藤代麻衣
成田高校は、行事も学校生活も全力で楽しめ、全力で盛り上がる事ができ、勉学にも積極的に取り組む事ができる、そして部活動も本気で活動できる、まさに文武両道の学校です。
生徒会は、学校の各行事ではもちろん、校外での活動も数多く行っています。例を挙げますと、校内では文化祭の運営、入学式・卒業式の運営を手伝います。このほか、学校生活での生徒からの要望を聞くなど、学校行事や生活の核に触れる事ばかりです。
校外では、警察と連携した防犯運動や、養護施設でのボランティア活動なども行い、地域との関係を深めています。