鎌ケ谷市立第二中学校

所在地
鎌ケ谷市東道野辺4-19-26
交通
東武アーバンパークライン鎌ケ谷駅下車、徒歩15分。新京成電鉄鎌ケ谷大仏駅下車、徒歩15分。
ホームページ
http://kamagaya.ed.jp/2tyu/

女子駅伝で県大会3連覇

 鎌ケ谷市立第二中学校は、鎌ケ谷市の人口増加に伴い、鎌ケ谷市が市制施行した7カ月後の昭和47年4月1日に、鎌ケ谷市2番目の中学校として開校しました。

 開校して間もなくは、あたりはのどかな田園地帯でしたが、その後、東京のベッドタウンとして住宅化が急ピッチで進みました。このため、生徒数は増加の一途をたどり、昭和58年には39学級、全校生徒1691人を数えるマンモス校となって、教室が足りずに校庭にプレハブ校舎を建てて対応した時代もありました。

 その後、生徒数は徐々に減少し、現在は特別支援学級を含め24学級、724人の生徒たちが、「心豊かで、たくましく生きる生徒の育成」の目標のもと、毎日、元気に勉強と部活動に励んでいます。

 およそ20年前からキャリア教育の一環として、2年生が職場体験学習を実施しています。先月には鎌ケ谷市内を中心に柏市、松戸市、船橋市、八千代市、野田市、流山市の計85の事業所で、3日間の職場体験学習が行われました。

 部活動も盛んで、多くの部が様々な大会で好成績を収めています。県中学校女子駅伝大会では平成12年から14年まで3年連続優勝を飾りました。この偉業を称え、校庭に「千葉県中学校女子駅伝競走大会 史上初 三年連続優勝」と刻まれた記念碑が建てられています。

 鎌ケ谷第二中学校には部活動後援会やおやじの会など、学校を支える様々な組織があります。組織同士の横のつながりも強く、在学生の保護者だけではなくOBも大勢参加しています。先月28日には、PTA主催のバザーが開催されましたが、これらの会の協力で大盛況でした。

ギター部、コンクールで活躍

 運動部に負けじと、文化部も活発に活動しています。中でもギター部の活躍は目覚しく、10月に東京都江戸川区で開催された全日本ギターコンクールや、8月に開かれた全日本ギターフェスティバルの合奏部門で、いずれも特別金賞の栄誉に輝きました。重奏部門でも金賞、銀賞を獲得しています。

 49人の部員はいずれも入学してからギターを始めた生徒ばかり。朝と放課後、音楽室に集まり、弦を弾く指先に神経を集中して、課題曲の習得に励みます。日本教育ギター連盟講師である佐藤ますみさんの月4回のレッスンも、上達への大きな力になっています。

 放課後は最終下校15分前までしか練習ができないので、冬は練習時間が思うように確保できないのが悩みの種。愛用のギターを持ち帰り、自宅で自主練習をする部員もいます。

 コンクールが近づいてくると、卒業した先輩たちが学校へ指導に来てくれます。あこがれの先輩たちの指導を受け、来年度の全日本ギターコンクール最優秀賞を目指して毎日、練習に励んでいます。

 市民に練習の成果を披露しようと、来年3月20日には東部学習センターで ギター部定期演奏会を計画しています。

千葉県一の学校を目指して 生徒会長・平岡遼也

 僕たちの第二中学校は、明るく楽しく、とてもにぎやかな学校です。部活動も盛んで、野球部、陸上部、男子バレーボール部など、県大会に出場している部活もたくさんあります。体育祭などの学校行事も、とても盛り上がって楽しいです。

 もちろんいくつかの課題もあります。授業に集中できない生徒、時間が守れない生徒がいることです。そこで僕たち生徒会は、改善に向けての活動を始めています。ルールの見直しのために生徒集会を開いたり、毎日呼びかけをしたりしました。

 このように生徒会は先輩の活動を踏襲するだけではなく、新しい活動を取り入れ、いろいろと工夫しながら活動しています。

 地道な活動と先生方や地域の方たちのご協力により、今、第二中学校は更に良い学校に進化しつつあります。千葉県一の学校を目指して、これからも頑張ります。

校長の声

 眞田学校長 本校は、昭和47年の開校から今日までの間、地域の方々に支援していただきながら地域と共に発展してきました。

 中学校を、「生徒が子どもで入学してきて大人で卒業していくところ」と考えると、義務教育9年間のうちの最後の3年間は、社会の一員となるための人間性を身につける期間であると思います。本校の教職員は、多くの可能性を秘めた子どもたちの力を十分引き出すことができるよう日々頑張っています。

 これからも生徒・保護者・教職員が目標を同じくし、地域の協力を得ながら、愛着のある学校・信頼される学校の創造に努めていきたいと思います。