私立東京学館高等学校

所在地
印旛郡酒々井町伊篠21
交通
京成宗吾参道駅から徒歩10分。スクールバスは千葉・印西・八街の3ルート。
ホームページ
http://www.tokyogakkan.ed.jp/

毎朝、10分間の読書タイム

 54年に男子校として開校しました。平成7年には男女共学に衣替えし、平成14年には体育科を普通科スポーツコースに設置換えしました。授業は前期・後期の2学期制で、隔週5日制が採用されています。

 「自主・自学」を理念に、自己開発、判断と責任、相互扶助を養う教育が進められています。

 校章は橘の花と実がデザインされています。橘は常緑樹で、枝の実が冬を越すことから長寿・繁栄の象徴となっており、校章には生徒が元気に健やかに育って欲しいという願いが込められています。印旛沼が詠み込まれている校歌は澤田繁二・初代校長が作詞しました。

 毎朝、授業開始前に10分間の読書タイムが設けられています。生徒、教師全員が好きな本を読んで気分を落ち着かせ、1時限目の授業に入ります。

 緑深い森に囲まれた学校は、澄んだ空気と騒音のない静かな環境に恵まれています。広大なキャンパスに建つ校舎は全教室冷暖房完備で視聴覚室、コンピューター実習室、実験室、美術室、音楽室、調理実習室、被服実習室、図書室などが配置されています。

 図書室には軽い読み物から専門的な本まで、高校生に必要な本3万3千冊が用意され、ついたてで仕切られた個人ブースで、夜7時まで読書や自習ができます。

 屋外には、高校では日本一の広さとなる2万平方メートルの全面人工芝多目的グラウンドが完成し、生徒の授業や放課後の部活動に利用されています。野球専用グラウンド、ハンドボールコート、テニスコートなども設けられ、2棟の体育館にはトレーニングルーム、柔・剣道場も備えられています。

 大学受験のために衛星通信で送られてくる大手予備校の授業を無料で受けることができ、毎年延べ300人近くの生徒が受講しています。

 2年生が楽しみにしている修学旅行は毎年、外国に行きます。今年は12月に4泊5日の予定でシンガポールを訪れます。

文化祭前夜祭、花火が彩る

 東京学館高校は部活動が盛んで、さまざまな部が全国大会、関東大会で好成績を上げています。

 陸上部、体操部、柔道部、テニス部、ハンドボール部、スキー部が全国大会に出場、サッカー部は関東大会で優勝しました。

 囲碁部、将棋部も全国大会の常連。吹奏楽部や美術部も熱心に楽器やキャンバスに取り組んでいます。ロック音楽好きの生徒で結成されたロックバンド、フォーク、ダンス同好会も和やかに活動をしています。  

 「学館祭」と名づけられた文化祭は9月に行われました。前夜祭では毎年慣例の本物の花火が打ち上げられ、生徒が見上げる夜空を彩りました。

 この6年間、ボランティア活動として町内の清掃が続けられています。学年単位で年3回行われます。普段、通学路として利用している道路の清掃から始まって、だんだん清掃範囲が広がり、街の美化に一役買っています。街の人たちからも、生徒に励ましの言葉が掛けられています。

 吹奏楽部は5月、地域の保育園で演奏を披露しました。初めてのことでもあり、子供たちがどんな反応をしてくれるのか部員は皆、不安でしたが、本番はいつも以上に上手な演奏や演出ができ、園児たちは大喜びでした。

校長の声

 渋江 俊雄校長 昨今、グローバルという言葉を盛んに耳にします。地球規模で標準化されたものに対応する力が必要とされる時代になりました。つまり、単なる英語力だけでなく、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が求められています。このような能力の習得には、基礎教育の徹底が必要になります。本校ではこの基礎教育の徹底を重要課題として、「自主自学」の理念に基づき日々の教育を実践し、地球規模で活躍できる若者の育成に努めております。