千葉商科大学付属高等学校

所在地
市川市中国分2-10-1
交通
JR市川駅北口ターミナル1番乗り場から松戸駅行バスで国立病院下車、徒歩8分、国分操車場行バスで商大付属前下車、徒歩1分。JR松戸駅西口ターミナル3番乗り場から市川駅行バスで国立病院下車、徒歩8分。北総線矢切駅下車、徒歩18分、京成線国府台駅下車、徒歩20分
ホームページ
http://www.hs.cuc.ac.jp/

教育方針、「柏葉」に倣う

 千葉商科大学付属高校は1951年に商業高校としてスタートしました。「実学実践学習の訓育を施し、付属高校生徒としての素養を身につけ、周囲の情勢におもねることなく常に中道を歩み、将来社会の要請に応えうる質実にして有為な人材を育成する」と、法学者だった森志久馬が創立しました。

 1977年には普通科が設けられ、「柏葉教育」の理念の下で教育が行われています。柏の葉は枯れた後もすぐに落ちず、冬の間も寒風や霜雪に耐えて過ごします。やがて春を迎え、新芽が萌え出るのを確かめて、静かに散り行きます。これを互いに鍛え培い合う若人の意気と友情の象徴と捉え、親子兄弟の愛情や師弟の信頼にたとえています。校章にも柏の葉がデザインされています。

 学校は文教都市、市川市の山の手にあります。江戸川にも近く、静かで落ち着いた環境は勉学に打ち込むにはまたとない場所です。

 校舎を始めとする施設も充実しています。人工芝で覆われたグラウンドやワンダーフォーゲル部が岩登りの練習に使用するクライミングウォールもあります。幅4メートル、高さ9メートルの本格的なウォールで、初級者から上級者まで使用でき、高校体育連盟の研修会・大会などの使用も想定されています。

 自転車で10分ほどのところに秋山グラウンドがあります。硬式専用野球場や弓道場、人工芝テニスコート、各部活動の部室があり、トレーニング器具も充実しています。

 インターネットを使って、いつでもどこででも学べるプログラムが2種類用意されています。1つは自分の不十分な学力を補う学習プログラム、もう1つは受験学習に対応したものです。学力の向上だけでなく、自分の理解力を把握し、目標を立て、自ら学び探求していく力も同時に養っていきます。

企業のミッションを探求

 次世代の新しい教育を見据え、また、キャリア教育に対応するため、「クエストエデュケーションプログラム」が導入されています。

 実際の企業の新人研修に参加するインターシップ体験型学習プログラムで、各企業から提示されたミッションに対して、生徒が自分たちの頭で考え、求め、探り、今までにはないオリジナルな答えを見つけ出すプロセスを体験するものです。

 企業のミッションに対するプレゼンで優秀なチームには全国大会もあり、千葉商大付属高校は現在、8年連続全国大会に出場しています。森永製菓から提示された「世界中の子どもたちが一瞬で幸福になる“究極のお菓子”とその販売方法を提案せよ!」とのミッションで、企業賞なども獲得しています。

 これからの時代に必要となる問題発見能力、問題解決能力、プレゼンテーション能力を身につける効果的なプログラムです。生徒からは「仲間と協力して一つのものを作り上げる楽しさと喜びを感じた」との声が上がっています。

社会で必要なことを学ぶ 生徒会長・肥田侑弥

 千葉商科大学付属高校に入学して、私は様々な行事で社会に出るために必要なことを学びました。

 一年生の初めにある合宿講習では校風である柏葉の精神を学び、柏葉祭(文化祭)では仲間とともに一つのものを作ることの大切さなどを教わることができました。各行事で学んだことが学校生活や私生活をより良いものにすることが出来ました。

 進路指導においても、担任の先生をはじめ、多くの先生に親身になって相談にのっていただいています。学校に通うことが大変楽しいです。私は本校で学んだことをこれから社会に出ていく際に活かしていきたいとおもいました。