佐倉市立志津中学校

所在地
佐倉市井野1376
交通
京成電鉄志津駅・ユーカリが丘駅からどちらも徒歩約10分。
ホームページ
http://www.catv296.ne.jp/~shizu-jh/

印旛地区最大の24学級

 佐倉市立志津中学校は昭和22年に志津小学校に併設する形で開校し、昭和25年現在の場所に移設されました。現在は24学級、715人の生徒が勉強や部活に打ち込んでいます。

 学校は、佐倉市の西部、八千代市との境にあり、生徒たちは学区内3校の小学校から通学しています。印旛地区最大の学級数を誇る学校です。学校が創設された昭和20年代は、あたりは一面の畑でしたが、現在では閑静な住宅地に囲まれ、勉強に最適な環境です。

 「進んで学ぶ生徒」「心豊かな生徒」「たくましい生徒」を目指し、「明るいあいさつがあふれる学校」「行事に燃え、生き生きとした学校」「安心して通える学校」「歌声の響く学校」「美しく整った学校」「地域から愛される学校」になるような教育が進められています。

 また、生徒会が自ら「志津中5本柱」を制定し、「あいさつをする」「清掃を一生懸命にやる」「人の話を聞く」「時間を守る」「歌声を盛んにする」という5つの目標に全校生徒が取り組んでいます。

 部活動数は全部で16あり、各部活動とも目標に向けて一生懸命、練習に励んでいます。多くの部が県大会に出場するなど頑張っているなかで、家庭科部の作品が県作品展で選ばれ全国大会に出品されました。また、水泳部は今年度、茨城県で行われた関東大会に出場することができました。

 先輩に続けと今年度の新人戦でも好成績を上げています。部活動以外の活動も盛んで、書道では県知事賞や千葉日報社賞、市川市長賞などたくさんの賞を受賞しています。

 9月に行われた「体育祭」、11月に行われる「合唱祭」、そして3月に行われる「大志祭(予餞会)」が、校内で三大行事と呼ばれ、いずれの行事にも生徒全員が熱く燃える活気あふれる学校です。

ボランティアの心大切に

 志津中学校ではボランティアの心を大切にしています。実践活動の一つが毎年8月に行われる「志津祭り」でのゴミ拾いボランティアです。

 今年も夏休みが終わりに近づいた8月23、24日、募集に応募した生徒がボランティアとして祭りに参加しました。演奏を披露した志津中学校吹奏楽部とともに地元の祭りを盛り上げようと、ごみ袋を手にした生徒がボランティア活動に取り組みました。

 会場のゴミを中学生が一生懸命に拾う姿を見て、ちびっ子の心にもボランティアへの関心が育っているようです。

 また、志津中学校では募金活動も積極的に行っています。校名に同じ「志津」が付く中学校ということで、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県の志津川中学校を応援しています。

 体育祭での休憩時間や志津祭りの最中、また志津中学校で行われる「敬老のつどい」で生徒による募金活動が行われました。募金を呼びかける生徒の募金箱にたくさんの人が善意を寄せてくれ、募金額も年々増えています。

 京成志津駅前で行われる赤い羽根募金でも、夕方にもかかわらず多くの志津中生が参加し、地域の方々に呼びかけを行いました。

生徒全員、三大祭に燃える 生徒会長・遠藤歩

 志津中学校生徒会は、生徒会本部を中心に7つの委員会(生活・学習図書・奉仕・歌声・給食・保健)に全生徒が所属し活動をしています。毎月立てる目標の達成に向けて、キャンペーン活動や呼びかけなどの地道な活動を行っています。 志津中学校には「志津中三大祭」と呼ばれる体育祭・合唱祭・大志祭(予餞会)があります。どの行事も学校全体がひとつにまとまり700人を超える全生徒で作り上げる祭りは壮大なものになります。

 現在、11月に行われる合唱祭に向けて、学級ごとに朝練習や短学活での練習を積み重ね素敵なハーモニーを作っています。

 また、年に2回行われる保護者の皆様とともに行う校内美化活動のほか、地元の夏祭りへの参加や、駅での募金活動などのボランティア活動も活発に行っています。毎回、たくさんの生徒がそれぞれの活動に意欲的に参加しています。それらが生徒会活動の活発さにつながっていると思います。

校長の声

天本 憲亮校長 「全ては生徒のために」を合い言葉に、「生徒のための生徒の学校(生徒が主役)」を目指しています。そのために、生徒の「自己指導能力」を育成させる教育実践に取り組んでいます。このことは、適切な行動を自分で考え、自分で決めて実行する能力を指します。この能力を身につけるためには適切な集団的思考のもとに自己決定を促すことが不可欠となることから、学校という集団を生徒の力で作り上げていけるよう学校一丸となって頑張っています。育ちゆく「志津中」をよろしくお願いします。