所在地 | |
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八街市八街ほ35番地 | |
交通 | |
JR総武線八街駅下車徒歩5分。 | ホームページ |
http://ymt.hs.plala.or.jp/yachi.yachi-j/ |
先人の開墾の歩み校訓に
八街中学校は、新制中学校として、昭和22年5月に創立されました。当初は自前の校舎がなく、八街高等女学校や実住小学校などの校舎を間借りして授業を行っていましたが、昭和25年に現在地に本校舎が完成し、生徒全員が同じ場所でやっと学べることができるようになりました。
八街中学校は八街駅や市役所に近く、今でこそ周辺には住宅が建ち並んでいますが、かつては明治初期に開墾された畑が広がっていました。八街の地名は、千葉県で八番目の開拓地であることに由来しているそうです。
その故事にならい、八街中学校では「拓道」を校訓にしています。原野を一鍬一鍬拓いた八街開墾の先人達の歩みを手本とし、新時代にたくましく生きる若人への夢と希望を託して制定されました。
校訓は「礼儀」「自学」「勤労」を基本としたもので、後に「合唱」を加えて、今に引き継がれています。その校訓のもと、「自ら考え進んで学ぶ生徒(知)」、「思いやりをもち、協力する生徒(徳)」「心身ともに健康な生徒(体)」の育成が目指されています。
学区内にある八街第一幼稚園、八街東小学校、八街北小学校とともに、幼小中高連携教育に積極的に取り組んでいます。
八街中学校区が国立教育政策所の指定を受け、「魅力ある学校づくり」に取り組んだ時の柱の一つとして実践された「学び合い」が、今でも日々の授業に取り入れられています。
授業が生徒にとって楽しい時間になるようにと、「学び合い」を取り入れたことで、生徒の学習に対する積極性が高まり、自分で考える生徒が増えました。また、互いに尋ねたり、教えたりすることもできるようになり、授業を通してクラスが仲良くなってきたという意見も多くあります。
花咲き、歌声が響く街に
八街中学校区のコンセプトは、「花と歌声の響く八街中学校」です。学区住民の方と協力して、約200のプランターに花を植え、八街駅から八街中学校や市役所までの歩道に設置しています。
毎日の水やりは生徒が行っています。夏休みなどでは、部活動で登校してきた生徒が水をあげています。道行く人々から励ましの言葉がかけられることも多く、生徒の励みになっています。
学校の大きなイベントの一つに合唱コンクールがあります。毎年、合唱好きな生徒が昼休みなどに音楽室に集まり、合唱部の生徒と自主練習をしています。コンクールには練習を積み重ねた生徒が合同でチームを組んで出場、息の合ったハーモニーを披露します。
「なんにでも一生懸命」が学校のモットーで、部活動も活発です。生徒が運営の主体になって行われる運動会では、応援などの見ごたえあるパフォーマンスに来場者から拍手が送られています。
甚大な被害をもたらした東日本大震災後には、平成24年度から26年度までの3年連続して、希望者が宮城県沿岸部の仮設住宅を訪れました。学校やPTAの主催で実施されたボランティア活動で、学校などから寄せられた品を配布したり、合唱を披露し、被災された人々に喜ばれました。
目標は「伝説のその先へ」 生徒会長・品川勇翔
八街中学校では、「挨拶、返事、清掃、合唱」に力を入れていて、キャンペーンやコンクールで活動を活性化しています。
また、今年度の生徒会目標は「Think & Try ~伝説のその先へ~」で、この目標通り、学校行事だけに一生懸命取り組むのではなく、普段の学校生活を生徒一人ひとりが意欲的に取り組むことを大切にしています。
これからも、68年の伝統を受け継ぎ、そして、新たな歴史をつくれるように、八街中学校生徒全員で頑張っていきたいと思います。
校長の声
廣瀬 正臣校長 八街中学校は、本年度で創立68年を迎えました。本校の生徒は活動的で、運動会や合唱活動等はもちろん、生徒会活動や部活動に進んで取り組む生徒が大半をしめています。
また、八街市で「八街市の人づくり」をめざして、取り組んできている幼小中高連携教育を基盤に学校改善を図っています。八街中学校区の子どもたちが、「自他共に大切にし、豊かな人間関係を築き、仲間と共に主体的に学び合い、諸活動に意欲的に取り組むことができる」姿を目標に、「学び合い」の授業、異年齢での活動、絆づくりや花と歌声を育む活動等を実践していきたいと考えています。