所在地 | |
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船橋市金杉台1-2-18 | |
交通 | |
JR・東武野田線船橋駅から船橋新京成バス「金杉台団地」行き約20分。「金杉台団地」下車徒歩2分。新京成線滝不動駅下車徒歩20分。 | ホームページ |
http://www.city.funabashi.chiba.jp/gakkou/0002/kanasugi-j/index.html |
日本一、笑顔がある学校に
金杉台中学校は船橋市北部への金杉台団地造成に伴って、昭和46年4月に御滝中学校に併設する形で開校しました。その年の9月1日には独立して、現在地に移りました。その後、学区内に団地造成が相次いで生徒数が増加を続け、ピーク時の昭和62年度には生徒数528人、13学級になりました。
今もなお金杉台団地を中心とする学区は豊かな緑に囲まれ、その中で生徒たちが生活し、学んでいます。教育目標として掲げられているのが「新しい時代をたくましく生きる、心豊かで実践力のある生徒の育成」。「か・な・す・ぎ」の一文字ずつをとって、「活力 (か)活力があり、生き生きと活動する生徒」「友愛 (な)仲間を大切にし、隣人や自然を大切にする生徒」「自学 (す)進んで活動し、学習する生徒」「精進 (ぎ)技術を磨き、能力を高める生徒」を生徒全員が目標としています。
近年は少子化と住民の高齢化で生徒数の減少が続き、現在では生徒84人で各学年1クラス、全校3クラスしかありません。しかしながら、小規模校ならではの特性を生かして、さまざまな教育研究が行われてきました。
その一つが「小中連携教育」に関する研究です。金杉台小学校とともに取り組んだこの研究では、小中それぞれの教員が専門性を生かして交換授業をしたり、船橋市では初めてとなる小中合同運動会「スポーツデー」を開催、さらに小中連携教育通信「共育力」の発行などを実践してきました。
合言葉は「日本一笑顔があふれる学校、日本一挨拶ができる学校、日本一生徒が頑張る学校」です。生徒全員に目が行き届く小規模校のメリットを生かし、84名の生徒一人ひとりの個性を大切にしながらきめ細かい指導がされています。
季節の花咲く里山づくり
勉強の傍ら、社会体験学習も重視されています。1年生が「保育体験」、2年生は3日間にわたる「職業体験」、3年生は「赤ちゃんふれあい講座」や「里山づくり」に取り組んでいます。
金杉台小学校と協力し、今年で14年目を迎える里山づくりでは、春は菜の花、桃、桜、初夏にはアジサイ、花菖蒲、ニッコウキスゲ、秋には彼岸花が咲く湿地帯を遊歩道に沿って散策できるまでに整備が進みました。
それぞれの花が見ごろになると、テレビや新聞などのマスコミでも取り上げられ、近頃では市外からも多くの人々が鑑賞に訪れています。
少ない生徒数のなかで、部活動にも積極的に取り組まれています。野球、ソフトテニス、女子サッカー、剣道、柔道、卓球、水泳、吹奏楽、美術の各部が熱心に活動しています。
陸上部が無いため、全校生徒から有志を募って駅伝部をつくり、総合体育大会や成人の日駅伝大会、女子駅伝大会などに参加しています。平成24、25年度の総合体育大会では、男子チームが2年連続で6位入賞を果たし、快挙に全校が沸きました。
毎年、総合的な学習の一環として、全学年で太鼓や筝、リコーダーの演奏に取り組んでいます。昨年度は太鼓を選択した生徒が、船橋市教育フェスティバルで演奏を披露し、大きな拍手が寄せられました。
「いじめゼロ運動」実施へ 生徒会長・佐々木悠乃
金杉台中学校は、元気な挨拶のできるとても明るい学校です。人数は少ないですが、部活動にも積極的に取組んでいます。
生徒会では、これから「いじめゼロ」運動をやろうと考えています。今年度の生徒会のスローガンにも、いじめのない学校にするという目標が入っています。
皆が毎日、楽しく過ごし、「生徒一人ひとりが主人公」なれる学校を目指し、頑張っていきたいと思います。
校長の声
成田 茂校長 本校は団地の中にありますが、「オニヤンマ」が校内を飛び交うなど、豊かな自然に恵まれています。小学校と合同で運動会や文化祭を実施しています。英語の授業交流や部活動交流なども盛んです。また、地域の方々と一緒に整備する学校周辺の里山は、ウグイスが鳴き、ニッコウキスゲが咲き誇り市内の名所になっています。全校生徒84名の小さい中学校ですが「一日一笑」、日本一の笑顔のある学校を目指して、168の瞳が今日も輝く元気いっぱいの学校です。